猫の写真でLINEスタンプを作ろう!審査落ちしないための作成方法&注意点をレクチャー

猫の写真でLINEスタンプを作ろう!審査落ちしないための作成方法&注意点をレクチャー

僕のLINEスタンプがあるニャ

コミュニケーションツールとして欠かせないものとなった「LINE」。スタンプを使われる方も多いと思いますが、LINEスタンプを作って販売できることをご存じでしょうか。愛猫を愛する猫好きが、実際にLINEスタンプデビューしました!! いったいどんな手順でLINEスタンプを作ることができるのか、記事を書いていきたいと思います。LINEスタンプを作ってみたいな……と思う方のお役に立てば嬉しいです。

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猫の写真でLINEスタンプを作ろう!

今や生活をするうえで欠かせない、コミュニケーションアプリの「LINE」。個人だけでなく、グループで複数人とのコミュニケーションも簡単にでき、写真や動画も共有できる。

そのなかで、おそらく誰もが一度は使ったことがあるであろうLINEスタンプ。実はLINEスタンプは、LINEで定められた制作のガイドラインを守って審査に合格すれば、誰でも作ることができちゃうのです。それを知った猫飼いは“愛猫のLINEスタンプが欲しい”という気持ちだけで、LINEスタンプ作成に挑戦。ただの自己満足であったとしても、愛猫のLINEスタンプが友人とのトークで押せるようになると、すごく嬉しいものです。


参考
チャッピーのLINEスタンプLINEスタンプ

しかし、このLINEスタンプ、簡単に作ることができるだろうと思っていたですが想像以上に道のりは長かった……。どんなことに気をつけて作成をすればいいのか、など、実際の経験談を踏まえてレクチャーしていきたいと思います。

※ 2019年1月時点の作成情報です。現在と運用ルールが異なっている場合もありますので、お気をつけください

LINEスタンプの作り方 1:「LINE Creators Market」からクリエイター登録する

LINEスタンプを作るには、クリエイターとして登録作業が必要です。「LINE Creators Market」というページにアクセスし、必要な情報の入力を完了しないと、LINEスタンプを作ることができません。

LINEを使っている方であれば、LINEに登録しているメールアドレスとパスワードでログインし、本名や住所等の個人情報を登録します。その後、登録したメールアドレスあてに認証のメールが届くので、URLをクリックして本人確認は完了です。

「LINE Creators Market」はこちらから

LINEスタンプの作り方 2:「LINE Creators Market」で登録したいLINEスタンプの基本情報を登録

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「LINE Creators Market」のマイページから【新規登録】をクリックします。作りたいLINEスタンプに関する情報を入れていきます。

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タイトルやクリエイター名など入力しなくてはならない箇所が多いです。項目名の隣にチェックがついているところは入力必須です。入力を忘れるとエラー表示になり、その先に進むことができないので抜かりなく入力していきましょう。

注意

スタンプを英語で表記すると!?
LINEスタンプを登録するとき、LINEスタンプタイトルと説明文は日本語だけでなく、英語での登録もが必須です。ここで、引っかかりやすい注意点をお伝えしておきます。

日本語だと「猫のスタンプ」というタイトルのLINEスタンプを登録しようとします。この言葉を英語で表現すると「cat’s stamp」だろうと思う方もいるのではないでしょうか。実は「スタンプ」という言葉は和製英語のため、NGなのです。

スタンプは英語だと【sticker】と表現するのが正解です。「stamp」というタイトルで申請してしまったことがあるのですが、リジェクトされました。気をつけてくださいね!

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LINEスタンプは8個〜40個まで、8個刻みで任意の個数を選択できます。8個の場合でも40個の場合でも、最低販売価格は120円からになるので、スタンプを他の方にも購入して欲しいと思うのであれば、スタンプ数が多い方が売れる可能性は上がると思います。スタンプ数は、スタンプの基本情報の登録を終えた後でも修正することができます。

LINEスタンプの作り方 3:サイズや仕様に注意してLINEスタンプを登録していく

LINEスタンプはすべてサイズが定められていて、それ以外にもさまざまな仕様のルールがあります。ルールに逸脱してしまうとリジェクトの原因になってしまいます。『LINE Creators Market』に制作物ごとにガイドラインが掲載されているので、必ず目を通しておきましょう。スタンプの拡張子は背景が透明になる「PNGファイル」と決まっています。

「LINE Creators Market」のガイドラインはこちらから

    LINEスタンプ作成時に気をつけたいこと

  1. スタンプのサイズはガイドラインで決まっている
  2. 拡張子は「.png」のみ

それぞれのルールに気をつけて、スタンプをひとつずつ登録していきましょう!

LINEスタンプの作り方 4:LINEスタンプそれぞれにタグを設定していく

LINEスタンプには「タグ」とよばれるものを設定することができます。「タグ」ってなんぞや?ということですが、画像と併せて説明していきましょう。LINEのトークルーム内で「おはよう」と打つと、LINE上で「おはよう」の文言にマッチしたスタンプが表示されませんか?

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タグはそれぞれのLIEスタンプにその機能をつけるために設定するものです。タグはLINE側で設定されている文言の中から選びます。スタンプひとつあたりに3つまでタグが設定できます。

ちなみにタグを設定しないまま審査に通すと、リクエストの承認後から2~3日以内にシステム側で自動設定されるとか。タグの設定はめんどくさいという方は、システムで設定してくれるタグでもよいでしょう。こだわりたい方は、タグまでしっかりこだわってみましょう!

LINEスタンプの作り方 5:審査リクエストをする

LINEスタンプは完成したら即販売できる!……とはならないのです。実は必ずLINE側の審査を受ける必要があり、審査をクリアしてから販売できるようになるのです。スタンプの登録が終わったら、審査を申請します。

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ガイドラインに沿ったスタンプでなければ、容赦なく審査不可の連絡がやってきます。審査落ちしないためにも、ガイドラインを遵守することが大切です!

審査期間はどれくらいなの?

2019年現在、LINEスタンプの審査期間は申請から1週間前後かかりました。はじめてLINEスタンプを申請したのは2017年のときは3日くらいでしたが、その頃に比べると長くなった印象です。LINEスタンプが審査落ちし再審査をリクエストしたときも、同じくらいの期間がかかりました。初めてLINEスタンプの審査申請をしてから、審査落ち、修正、再審査なんかをやっていると、発売まで1ヶ月くらいかかってしまったことも。なるべく一発合格を目指したいですね!

スタンプの審査に合格したら「LINE Creators Market」からお知らせが届きます。これでオリジナルのLINEスタンプをようやく販売することができます。もし、審査落ち(リジェクト)した場合でも、該当箇所を修正すれば再審査を受けることができます。諦めずに挑戦してみましょう。

注意

販売開始後のLINEスタンプの差し替えはNG!

LINEスタンプの販売をスタートしてから、スタンプの一部を差し替えしたい!と、思う場合もあるかもしれません。しかし、一度販売を始めたスタンプの修正や差し替えはできないようなんですよね。この場合、とれる方法としては新しくスタンプを作成し直して、審査を通して……という新規でスタンプを作る場合と同じ流れが必要になります。面倒な手間を増やさないためにも、LINEスタンプの販売をスタートする前に、スタンプが正しく登録されているか確認してくださいね!

LINEスタンプの審査落ち理由(リジェクト)と対応

これまで3つほどLINEスタンプを作ったことがあるのですが、いずれも審査落ち(リジェクト)しています。主な理由は以下の3つでした。

LINEスタンプ審査落ち(リジェクト)理由 1:他サイトの素材を使用している

初めてスタンプを作った2017年頃のことです。商用利用も可能と明記されている無料イラストサイトからイラストを借り、LINEスタンプを作成しました。しかし著作権に違反しているとの理由で落とされました。

商用利用も可能と書いてあったので違反している認識はありません。納得できず、イラストサイトの利用規約のURLをつけ、どうしてダメなのかと問い合わせをしたのですが、なんと、まさかの返事がもらえないという事態に……。1週間以上待っても返事がもらえなかったので、サイトからお借りしたイラストはすべて削除し、手作りのイラストに差し替えて対応しました。返事がもらなかった理由はわかりません。2017年の話なので、今はどうなのかわからないですが、無料であってもイラストの使用は控えた方がいいのかもしれませんね。

LINEスタンプ審査落ち(リジェクト)理由 2:類似した構図のスタンプが使われている

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こちらの理由も2017年頃に作ったスタンプで受けた指摘です。同じアングルの猫の写真を文言やイラストを変えて作ったものを申請したところ、ダメでした。まぁ、確かにですよね……。別の写真でスタンプを作り直したらOKでした。初歩的な間違いといえばそれまでですが……気をつけましょう!

LINEスタンプ審査落ち(リジェクト)理由 3:LINEスタンプの内容とタグが一致していない

タグまで審査対象になっていると思わず、タグを適当につけてしまったのが仇となりました。作成したLINEスタンプに設定したタグが、スタンプの内容とそぐわない、という理由でした。全40個のLINEスタンプのうち、2つが「タグの不一致」との理由で2回リジェクトされたのですが、他にどのタグを設定すればいいのかわからなかったので、タグの設定外して再審査にあげました。タグの設定で落とされたりして、審査に時間をかけたくないのであれば、タグを設定せずに審査に出すのもアリかと思います。

ちなみにリジェクト理由に関しては「審査ガイドラインの●箇条に該当します」というような、事務的なメッセージが届きます。残念ながら、詳しい理由には触れてきてくれません。少し不親切ではあるのですが……。これは仕方ないのかもしれないですね。

LINEスタンプを作りは時間もかかりますし、審査落ちすると修正対応もあるし、作るのるやめようかなと思う瞬間もあります。ですが、大変なことを乗り越えて、友人とのやりとりで愛猫のLINEスタンプが押せると自己満足でも嬉しいです。興味のある方はぜひチャレンジしてみてくださいね。

今回はPhotoshopとIllustratorをつかって作りましたが、「LINE Creators Studio」というLINEスタンプを作ることもできるみたいです。不安な方はLINEスタンプの参考書なんかを読んで作っていくのもいいかもしれませんね。友人の中には自分の子供のスタンプを作っている友達もいるので、猫以外の素材でも作ることができますよ!