猫と暮らして困ったことってどんなこと? 実際にあったエピソードを猫飼いが語る!

僕と暮らしておかーちゃんは困ったことがあったらしいニャ

幸せに満ち溢れた猫との暮らし。……とはいえ、猫をこよなく愛する猫飼いをもってしても「困ったことがない」といえば、それは嘘になってしまうかもしれません。いったい、どんな場面で「困ったこと」に遭遇するのでしょうか? 猫飼いがリアルなエピソードを語ります。

猫と暮らす幸せの中にある「ちょっと困ったこと」

猫との暮らしは、実際に想像したよりも10倍、いや100倍以上の幸せがありますが、想像していなかったことが「ちょっとだけ困ったこともある」ということです(笑)。そこで、今回は猫と暮らして困ったと感じたことを、どんなふうに解決したのかというお話をしようと思います。先に大事なことをお伝えできればと思いますが、猫と暮らすことをネガティブに捉えられてしまうのは本意ではありません。猫と暮らす生活はすごく幸せなので、困ったことがあっても発想の転換さえすれば、大きな問題になることはないということをお伝えできればいいなと思っています。 愛はすべてを乗り越えるのです!

さぁ、実際にとある猫飼いの家ではどんな“困ったエピソード”があったのか、ご紹介しておきます。猫飼いのみなさまには「わかる〜!!」と、同意していただけることもあるかもしれませんね(笑)



猫との暮らしでちょっと困ったこと 1:人間の体内時間そっちのけで起こされることがある

猫は夜行性の動物といわれてます。基本は昼は寝て、夜は活発になるパターン。我が家にやってきた当初は、まさしく夜行性を認識させる行動をしていたのですが、一緒に生活する時間が増えるにつれ、人間の生活に合わせてくれるようになりました。夜0時ころに人間が寝る準備をし、電気を消すと「寝る時間なんだな」とわかってくれるのか、猫も一緒に寝てくれるのですが、問題は朝です。

猫と暮らして困ったことってどんなこと? 実際にあったエピソードを猫飼いが語る!

人間の掛け布団の上に鎮座してアピールする猫

人間だけで普通に生活していたら、普通は起きないであろう朝4時〜5時台に猫が枕元にやってくるのです。ここから猫と飼い主の壮絶な戦いが繰り広げられます。

:「ミャオーミャオーミャオー」

飼い主:猛烈に眠い……(猫の鳴き声は聴こえてるけど、眠さが勝っているから反応できない)

:「ミャオーミャオーミャオーミャオーミャオー」

飼い主:猛烈に眠いけど、猫の頭をナデナデ(半分くらい意識ない)

:喉を鳴らし、飼い主の周りをウロウロ

飼い主:ZZZZZZzzzzz……(再び寝るのでナデナデが途中で止まる)

:ナデナデする腕が止まったので再び「ミャオーミャオーミャオー」の猛攻

※飼い主が完全起床するまで1時間から2時間ペースで続く……

朝に枕元にくるのは、猫からの「かまって」のサインです。SNSを見てると、ご飯が欲しくておねだりにくる猫ちゃんもいるみたいなので、サインはそれぞれの猫ちゃんによるのかもしれませんね。とんでもない朝に枕元にやってくる場合もあるので、眠さとかまってあげたい気持ちがいつも葛藤し、眠さが勝ち気味ですが(笑)、ここで発想の転換をしてみると、だらだら寝ている飼い主を見かねた猫が「いつまで寝てるんだ! 太陽と共に目覚めなさい!!」と忠告をしてくれているのかな〜とプラスに捉えてみると、こんな光景もありがたいと考えることもできます。

ときどき、猫の起きて攻撃に根負けして6時台に起床することがあるのですが、早起きっていいですね。1日を長く感じることができ、朝から家事がはかどる!「早起きは三文の徳」ということわざのとおりだな、と思うものです。

まぁ、とはいえ、眠気に勝てない日が多いので「早起きは三文の徳」を感じる日のほうが少ないのですが(笑)



猫との暮らしでちょっと困ったこと 2:長期外出の海外旅行などがしづらくなった

猫と暮らして困ったことってどんなこと? 実際にあったエピソードを猫飼いが語る!

猫との暮らしは、特別なことがあるわけではありません。ご飯を用意したり、トイレを掃除したり、おもちゃで遊んであげたり、ブラッシングしてあげたり。どれも手間のかかることではないものの、毎日やってあげないといけない、猫飼いの義務のようなもの。そのため、猫と暮らし始めてから長期不在になってしまう海外旅行は行きづらくなったのは事実です。でも、人間も欲があるので旅行に行きたい……。その気持ちがあるのも事実です。では、猫に極力ストレスをかけず、人間の欲を叶えるにはどうしたらいいだろうか?という考えになります。

我が家の解決方法は、仲の良い友人に鍵を預け毎日1回お世話に来てもらうことにしました。友人が毎日決まった時刻に我が家を訪れてくれ、ご飯とトイレを取り替え、一緒に猫と遊び、可能な限りブラッシングもしてくれました。旅行中の人間を安心させようと、動画や写真を送ってきてくれる優しさが心に染みたものです。こんなときに、つくづく人は一人では生きていけないものだということを実感します。

もちろん、猫ちゃんの性格によっては、他人がくると隠れてしまう……などの場合もあると思うので、この対策が適さない場合もあるかもしれません。そういう場合はペットホテルに預けるなどを検討してみてもいいかもしれませんね。



猫との暮らしでちょっと困ったこと 3:黒い服が着づらくなった

猫と暮らして困ったことってどんなこと? 実際にあったエピソードを猫飼いが語る!

飼い主的に一番ちょっとだけ困っていることがこちらです。飼い主の洋服の好みは「黒・白・グレー・カーキ」。いわゆる世間一般でアースカラーと呼ばれる色味が好みです。さらに、そのなかでも一番好きな色はダントツで黒。持っている洋服の6割は黒、3割が他のアースカラー、1割がそれ以外の色で構成されていました。

猫と暮らすまでまったく考え及ばなかった事実。それは猫の抜け毛と黒い服の相性がとても悪いということ。油断すると猫の毛がびっしりつきます(笑)。そのため外出する前のコロコロはマスト。家の中では取れているように見えても、外出して太陽の光が当たると、まだ洋服に取りきれなかった毛がついている……なんてことも。めんどくさがりな飼い主でコロコロの掛け方が雑なことも原因ですが(笑)、猫の抜け毛の量、飼い主の性格を踏まえると、黒は控えた方がよいかもしれないと考えを変えてみることにしました。それからは黒以外のアースカラー、もしくはまったく別の色の洋服を購入することが増えました。それでも最初は「黒が着たいのに……」と思うこともありましたが、猫が「たまには違う色の服を着てみたら?」と勧めてくれているのかもしれないなぁと思うようにもなりました。

とはいえ、黒がまったく着れないことはありませんよ! コロコロを丁寧にかければ、猫の毛は取り除けますし、実際に今も黒い洋服は着ています。

以上が我が家で感じた、「猫と暮らすようになって少しだけ困ったこと」でした。ここまで読んで「全然大した内容じゃないじゃん」って思った方もいるかもしれません。そうなんです、動物と暮らすことで生活が大きく変わることを懸念されている方もいるかもしれませんが、そんなに大きく困ることってないんですよ。それ以上に猫と暮らすことは困ったこと以上の幸せが詰まってます。

猫と暮らす。本当に素敵なことですよ。