猫飼いが猫連れでワーケーションを決行! 準備はどうする? 実際行ってどうだった?

猫飼いが猫連れでワーケーションを決行! 準備はどうする? 実際行ってどうだった?

いま、話題のワーケーションに興味を持つ

新型コロナウイルスが世界的に蔓延し、世の中の状況が一変しました。今まで当たり前だったことが当たり前ではなくなり、さまざまな角度の気づきがあった方も多いのではないでしょうか。我が家もコロナ禍をきっかけにテレワークとなりました。その結果、毎朝通勤ラッシュの電車に乗って通勤しなくても、自宅で仕事が問題なくできることがわかりました。仕事=会社でやるもの、と思っていた我が家にとって、新しい気づきとなりました。テレワークで仕事をするのは、オンオフの切り替えが難しかったり、猫がおかまいなしに邪魔してきたり、通勤していた頃と別の難しさもありますが、慣れてしまえば意外とできるんだな、というのも新しい気づきとなりました。

そんななか、以前、テレビでコロナ禍をきっかけに、ワーケーションをする人が増えているというニュースを見かけました。ワーケーションとは、ワーク(仕事)とバケーション(休暇)を組み合わせた造語です。つまり、自分が訪れた観光先でテレワークで仕事をする、ということです。コロナが終わる兆しもない。だけどなかなか人にも会えず、毎日家で仕事をする生活……。ちょうどワーケーションが気になっていたということもあり、リフレッシュを兼ねてワーケーションに行ってみることにしたのです。

猫飼いがワーケーションを実現するまでの壁

猫連れOKの宿が見つからない

人間だけなら、ワーケーションできる場所をさっと調べて、予約して、荷物だけ持って行けばいいですが、我が家は猫飼いです。ワーケーションに行くために、猫を留守番させるのは心配です。とはいえ、猫を慣れない場所に連れて行くのも心配です。どちらを選んでも心配ではあるのですが、猫をひとりで留守番をさせることは不安だったため、猫を連れてワーケーションすることに決めました。

猫を連れて行くと決めたはいいものの、早速壁にぶち当たります。それは、猫連れのワーケーションをできる施設が少ないということです。宿を探すために、まずは「楽天トラベル」で検索しました。

ちょうど「ペットと泊まれる宿」という特集ページがあったので、その特集で検索したのですが、そもそもペットと泊まれる宿自体少ないことがわかります。さらにそこから、我が家から猫を連れて行ける距離の宿をピックアップすると、対象の宿はもっと減ります。検索結果に出てきた宿のページをひとつずつ確認したのですが、そもそも「ペットと泊まれる」のペットを犬と定義している宿がほとんどで、猫が宿泊できる宿は見つけられませんでした。(正確には、いくつかあったのですが、我が家から距離があり、移動時間を加味して断念しました)エイチアイエス、JTB、Yahoo!トラベルも調べてみたのですが、猫OKの宿は見つけられず、ワーケーション計画は一気に暗礁に乗り上げます。

猫連れOKの宿をどう発見する?

検索の結果、大手旅行サイトはほぼ壊滅。そもそも猫を連れてワーケーションすること自体無理があるのか……という考えが脳裏をよぎります。猫連れOKの検索条件で大手旅行サイトで調べてみると、掲載されている宿は、ホテルやペンションがほとんどでした。ホテルでワーケーションするのも違和感があるので、人間の意向としてはできれば自然の多いエリアで別荘とかがいいなぁ、と思っていました。ただ、個人宅の別荘をネットで検索しても、うまくヒットしません。困り果てていたときに、「Airbnb(エアビーアンドビー)」が頭に浮かびました。

「Airbnb(エアビーアンドビー)」は貸し切りで別荘や一軒家を探すことができるサイト(アプリ)です。民泊という言葉が流行ったのも「Airbnb」の影響も大きいのではないでしょうか。別荘なら「Airbnb」にあるかも?と思い立ち、ダメもとでサイトを覗いてみることにしました。

猫飼いが猫連れでワーケーションを決行! 準備はどうする? 実際行ってどうだった?

すると「ペット同伴OK」のバナーを発見。これには驚き! とはいえ、どうせほとんど犬で猫はダメなんだろうなと思っていたら、我が家から行ける距離で猫連れOKのロッジを発見しました。写真で見る限り、ロッジはめちゃくちゃおしゃれで口コミもいい。もうここしかない!ということで予約することにしました。

ちなみに「Airbnb」でいくつか宿を見ましたが、ペットOKにはなっているけど、どのペットまでOKなのか(犬のならOKなのか、もしくは小型犬しかダメなのか、そもそも猫はOKなのか)明記されていないオーナー(ホスト)さんもけっこういらっしゃったので、気になる宿だけど、詳しい情報がわからない場合は、予約前にオーナー(ホスト)さんにメッセージで確認したほうがトラブルにならないでしょう。それから、ペットOKの場合でもペット1頭につきいくらか追加料金がかかることが多いので、書いてなければきちんと確認したほうがいいでしょう。

我が家がワーケーションをすることにしたロッジは同じ県内にあり、車で片道2時間ほどでした。2時間であれば、猫連れの移動として許容範囲。1泊10000円しない価格設定も魅力的で3泊4日で予約をしました。ペット1頭につき1泊1000円プラスでしたが、他の宿はもう少しかかるところもあったので、良心的な値段設定だと思いました。トラブルを回避するために、予約と同時にオーナーさんにメッセージを送り、猫がいることを伝えました。大変素敵なオーナーさんで快諾してくださり、「猫ちゃんに会えるのを楽しみにしています」と返信がありました。些細なやりとりでも温かい人柄を感じることができたので、安心してワーケーションに向かうことができました。

今回初めて「Airbnb」を使ったので、色々と不安なこともあったのですが、やはり、良い口コミがあるって初めて利用するユーザーからすると、ものすごく安心材料のひとつになりますね。

猫連れでワーケーションするために持っていったもの

猫を連れての外出は実家に帰省する以外初めての経験です。実家であれば、足りないものや忘れ物があればすぐに買い足せますが、今回は地図を見る限りだと、周囲にショッピングモールなどはなさそう。つまり、忘れ物なく、準備を怠ってはなりません。我が家が猫連れワーケーションで持っていったものをご紹介します!

ワーケーションに持参した猫アイテム1:ご飯とおやつ

絶対に忘れてはならないものですね。基本中の基本です。足りなくなって焦ることがないように、いつも家で食べているご飯とおやつと同じものを多めに用意しました。我が家はドライフードが基本なので、ドライフードをジップロックに入れ、おやつはCIAOちゅーるを10本以上持参しました。

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ご飯を入れる容器は持参しようか迷ったのですが、普段使っている器がガラス製のため、移動中に割れてしまうかもしれない可能性を考え、容器はロッジの食器を借りることにしたので持っていきませんでした。

ワーケーションに持参した猫アイテム2:トイレ

こちらも絶対に忘れてはならない必需品です。非常時用のポータブルトイレと迷ったのですが、ただでさえ、まったく知らない場所に猫を連れて行くという不安材料があったため、荷物になりますがいつも使っているシステムトイレを持参することにしました。

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いつもはドーム型で使っているのですが、少しでもコンパクトにするためにカバーは取り外して持って行くことにしました。猫砂とトイレの下に敷くシートも念の為予備を持参しました。

ワーケーションに持参した猫アイテム3:ハーネスとリード

もしかしたら、猫連れでお散歩ができるかもしれない、という淡い期待を込めてハーネスとリードを持参しました。こういうときのために、普段からハーネスやリードにつけ慣れておくといいかもしれません。

ワーケーションに持参した猫アイテム4:お手入れ用品

今回のワーケーションは3泊4日を予定しているので、ブラッシングを持っていきました。ロッジの備品や壁で爪とぎなどしないよう、気になる方は爪切りを持参してもいいかもしれません。我が家はワーケーション当日の朝に爪を切ってから向かったので、爪切りは持参しませんでした。

ワーケーションに持参した猫アイテム5:爪とぎ

なるべく猫にとって普段通りの生活をさせてあげたいと思い、荷物になりましたが爪とぎも持参しました。これがあったおかげかはわかりませんが、ロッジの備品や壁は無傷だったので、心配な方は荷物になりますが持参したほうがいいかもしれません。

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ワーケーションに持参した猫アイテム6:猫のおもちゃ

家にあるおもちゃを全部持っていくには荷物になるので、主役級のアイテムを選定して持参しました。我が家はビーム光線を追いかけられるおもちゃと、カシャぶんの2つを持参しました。

いざ、猫連れでワーケーションへ出発!

準備は万全に整えました。正直なところ、人間の荷物より猫の荷物の方が倍くらい多くなりましたが、仕方ありません。あとは当日車で向かうのみです。ワーケーションに向かう当日、キャリーバッグを出した瞬間、逃げる愛猫に心を痛めつつもなんとか入ってもらい、出発。キャリーバッグに入っている最中はいつもより呼吸が早くなっている気がして、行きの車の中ですでに申し訳なさが漂います。高速が混雑していなかったこともあり、予定より早く到着しました。

猫飼いが猫連れでワーケーションを決行! 準備はどうする? 実際行ってどうだった?

ロッジに到着すると写真の通り、木のぬくもりを感じられる、とっても素敵なロッジです。周囲の環境もいい意味で静かで何もないところが好印象。メッセージでやりとりしたときに感じた通り、実際のオーナーさんもとても感じの良い方でこれはいいワーケーションになると実感。

猫飼いが猫連れでワーケーションを決行! 準備はどうする? 実際行ってどうだった?

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猫、立て籠りを始める

ここまではいい意味で想像以上でした。そして、ここから悪い意味で想像以上のことが巻き起こりました。キャリーバッグから出てきた猫は、ロッジの探検をする間もなく、ロッジのベッドの下へ。知らない場所だし、怖いもんね、と飼い主も猫の行動に理解を示し、しばらく様子をみることにしました。

猫飼いが猫連れでワーケーションを決行! 準備はどうする? 実際行ってどうだった?

立て籠り始めた猫……

一時的だろうと思っていましたが、ベッドの下から一向に出てきません。数時間経過しても出てくる様子がありません。さすがに心配になり、ちゅーるでベッドの下から出そうと試みるも、あんなに大好きなちゅーるに見向きもしない。これはヤバイ……。猫をベッドから抱き上げてみたのですが、今度はベッド下の棚の下に。猫に対しての申し訳なさがさらに増します。

猫飼いが猫連れでワーケーションを決行! 準備はどうする? 実際行ってどうだった?

棚から出てこれるように棚の前に普段嗅ぎ慣れたアイテムを敷き詰めて、出てこれるようにしましたが、出てきません。これは思ってた以上にヤバイ……。出発からトイレもしていなければ、ご飯にも水にも手を出していない。明日までにトイレもせず、ご飯にも手を出さないようなら、猫の健康状態を優先し、ワーケーションを早めに切り上げて帰ることに決めて、就寝することにしました。

猫、ひとり大運動会を始める

猫のことが気がかりながら、ようやく飼い主が眠りについた深夜2時……。突然猫が行動を開始します。ベッドの下から出てきたようで、飼い主の耳元でニューニャーの大合唱。猫のアラームに起こされ、飼い主は眠りから目覚めます。ロッジ内を猛ダッシュしたかと思えば、おしっことウンチをし、ご飯をガツガツ食べ、水までしっかり補給。ベッドの上とロッジ内を縦横無尽に駆け回り、さっきまでベッドの下から動かなかった姿はどこへやら。とはいえ、トイレをして、ご飯を食べてくれた姿に一安心。これで、ワーケーションが心置きなくできると安心して再び就寝。

翌朝、人間が起床するとベッドの下から猫が出てきて、探検開始。我が家にはないものがたくさんあるので、猫も興味深い様子です。

猫飼いが猫連れでワーケーションを決行! 準備はどうする? 実際行ってどうだった?

猫飼いが猫連れでワーケーションを決行! 準備はどうする? 実際行ってどうだった?

その姿に安心して、人間たちはワーケーションをそれぞれ開始します。初めての場所で仕事をするのはどんな感じだろうと思いましたが、普段と気分が違うからか意外と捗ります。デスクなど普段使っているものがなくても、苦になることはありませんでした。仕事が捗るので集中していると、気がつくと猫の姿が見えません。心配になってロッジの中を探すと、またもやベッドの下に鎮座。そこから出てきません。ご飯も食べず、水も飲まない。またもや心配なまま、夜を迎えます。

すると、またもや夜中に行動開始。前日と同じようにベッドの上とロッジ内を猛ダッシュ。眠さに負けて飼い主が眠りにつきそうになると眠らせてなるものか、と耳元で大合唱。寝させてくれませんが、トイレをしてご飯を食べて水を飲んでくれるので飼い主としては一安心。結果的に一連のこの流れが3日間続きました。4日目の帰宅時の朝には寝不足で飼い主も疲労困憊でした。

猫飼いが猫連れでワーケーションをした感想

結論ですが、もう猫連れのワーケーションはしません(笑)。ワーケーション自体は気分転換になりますし、自然を感じられる上に、意外と仕事も捗ります。ワーケーションをやってみたいけど、どうなんだろう、という方にはぜひおすすめしたい働きかたです! でも、猫への精神的なストレスを考えると、またやろうという気持ちにはなれませんでした。頑張って4日間耐えてくれた愛猫には申し訳ない気持ちとともに、感謝の気持ちでいっぱいになった経験でした。コロナ禍で今までの当たり前が当たり前でなくなり、普通の日々がどれほど素晴らしいものだったか、身を持って経験しましたが、人間ってどうしても「非日常」を求めがち。そんなこともあって、今回ワーケーションを決行しましたが、自宅に帰って、キャリーバッグから飛び出して我が家を満喫している猫の姿を見ると、猫にとってはやっぱり自宅が一番であり、普通の毎日が一番の幸せなんだと実感しました。持っていったお手入れアイテムもおもちゃもまったく役に立ちませんでしたが、これはこれで飼い主も勉強になりました。

色々学びのあった我が家の猫連れワーケーション体験記がお役に立てば嬉しいです。もちろん、知らない場所に適応できるかどうかは猫ちゃんの性格も影響するかと思いますので、参考程度にお読みいただければ嬉しいです。やっぱり、猫って人間の思い通りにならない、最高の生き物だと実感しました!(笑)

ちなみに、宿泊したロッジがあまりに素敵だったので、こちらも備忘録として残しておきます。生活に必要な家電は一式揃っているので、食材さえあれば生活にはまったく困りません。リネンもとてもキレイでした。そしてなんといっても最高だったのが夜にロッジの外に出ると満天の星が見えたこと。360度見渡しても星・星・星! まるでプラネタリウムにいるかと錯覚しそうになるほど、満天の星でこんな光景は見たことありませんでした。田舎は不便と思われがちですが、自然を味わえる醍醐味は本当に素晴らしいと思いました。ロッジを貸してくださったオーナーさん、ありがとうございました!