猫の換毛期シーズンは抜け毛がごっそり! 猫飼いが使うブラッシングアイテムや方法を伝授!

猫の換毛期シーズンは抜け毛がごっそり! 猫飼いが使うブラッシングアイテムや方法を伝授!

おかーちゃんが実践している換毛期シーズンの乗り越え方を教えるニャ

夏も終わり秋がやってくると、それは「換毛期(かんもうき)」シーズンの訪れです。いつも猫の毛はあちこちに抜けますが、このシーズンの猫の抜け毛のすごさといったら……。(長毛猫はすごいです!)ブラッシングを頑張る時期ですが、ある猫飼いが実践している換毛期のブラッシングについてまとめたいと思います。

猫の「換毛期」とは?

そもそも「換毛期」とはなんぞや?と思っている方もいらっしゃるかもしれませんので、まずは「換毛期」について簡単にご説明します。漢字を読めば、なんとなく察する方もいるかもしれませんが、季節の変わり目に猫の毛が生え変わる時期のことです。夏が終わると、冬に備えて夏の毛仕様から冬の毛仕様になるということです。気温によっておおよその時期の違いはあるため、地域差はありますが夏仕様から冬仕様になるタイミングは11月頃といわれています。

換毛期に注意をしなければならないことは通常よりも猫の毛が大量に抜けます。そのため、この時期はいつも以上にブラッシングをしないと、猫自らが毛づくろいをした時に、いつもよりも大量の毛を飲み込んでしまう可能性があるのです。まだ猫と暮らしてまもない頃、換毛期のことを知らず、猫を苦しめてしまったことがありました。


猫の換毛期って知ってる? 猫飼い初心者が遭遇したエピソードから学んだ大切なこととは?

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猫の舌はざらざらしてるので普段の毛づくろいのときですら、どうしてお毛を一緒に飲み込んでしまいます。換毛期は抜ける毛が必然的に増えるので、いつも以上に毛を飲み込んでしまうリスクがあるのです。飲み込んだ毛も便と一緒に排出されればよいですが、体内に詰まってしまって嘔吐してしまう場合や、嘔吐ができず体内に留まってしまった場合は最悪のケースだと開腹手術の可能性もあるのです。たかが毛が抜けるだけだと思ってはいけませんよ。我が家は猫に苦しい思いをさせてしまったという自戒もあってか、それ以降の換毛期シーズンは人間も過敏になっています。

「換毛期」を乗り切るためのおすすめアイテム

毛が生え変わる時期なので、とにかくいつも以上にブラッシングをしてあげなくてはなりません。とはいえ、ブラッシングを嫌がる猫ちゃんも結構多いんですよね。我が家のお猫様も、ブラッシングがあまり好きではないようなので、なるべく猫にストレスを与えないように時間は短く、かつ気持ちよく行うことを意識しています。ブラッシングのアイテムもさまざまなタイプのものが出ていますので、猫の好みや使いやすさによって使い分けることもとても大切です。我が家も3つのアイテムを使い分けてブラッシングをしています。



ファーミネーター

ちょっとブラッシングするだけで大量に猫の毛が抜ける素晴らしいアイテムです。本当に抜けすぎて、使い始めのころは心配になったほどです(笑)。


おもしろいほどに毛が取れる! 猫のお手入れグッズ“ファーミネーター”の威力が想像以上にすごかった!

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信じられないくらい猫の毛がとれるので、ブラッシングの時間自体を短くすることができると思います。

このファーミネーターをメインに使っていますが、猫的にファーミネーターの気分じゃないときもあるようで、その場合はグローブに取り替えて行う場合もあります。



ブラッシンググローブ

猫を愛でながら猫の毛が取れる感動的なアイテムです。このアイテムについても、別の記事にまとめていますので、よかったら読んでみてください。


猫を撫でながらブラッシングもできるから一石二鳥! 猫飼いが「ブラッシング手袋」を買ってみた

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ブラッシングが苦手な猫には、飼い主と触れ合いながら毛が取れるので、こちらのアイテムの方が向いているかもしれませんね。取れ具合はファーミネーターに劣ります。でも、想像しているよりに毛は取れます。

ファーミネーターでのブラッシングが気分じゃないときや、猫がひとりでくつろいでいるときに、なでなでしながらこのグローブでブラッシングします。出番は少ないですが、困ったときに頼れるアイテムのひとつなので、やはり常備しておきたいところです。



スリッカーブラシ

ファーミネーターほど尖っていない、定番のブラッシングアイテムではないでしょうか。

我が家はファーミネーターの後に、フワフワ毛を取りきるために最後のお手入れとしてスリッカーブラシを使っています。ファーミネーターがないご家庭はこれだけでもブラッシングとしては十分だと思います。



叔父は短毛の猫ちゃんと暮らしていますが、このスリッカーブラシだけで事足りるそうなので、参考にしてくださいね。

ブラッシングを嫌がる猫のためのブラッシング方法

せっかくブラッシングアイテムを揃えても、猫が嫌がってブラッシングさせてくれなければ意味がないですよね。前述しましたが、我が家もブラッシングが好きではないようなので、さまざまな作戦を用意して、適宜ブラッシングをするようにしています。



猫が少し寝ぼけているときにブラッシングする

猫が寝ぼけているときにブラッシングをすると、高確率で喉をぐるぐる鳴らしてブラッシングをさせてくれます。夢の中にいて、よくわかっていないのかもしれませんね。ただ、寝ぼけているからといって、ブラッシングを急いだり、強くするのは猫が目を覚ましてしまう原因になりますのでNGです。少しでも嫌がるそぶりを見せたら、ブラッシングをやめるようにしています。



マッサージしながらブラッシング

我が家では猫をマッサージすることがあるのですが、気持ちがいいと喉をぐるぐる鳴らしてリラックスしてくれるときがあります。そんなときはマッサージの延長としてブラッシングを併せて行います。ブラッシングだけに特化してしまうと「さっきまでマッサージされてたのに違うことされてる!」と感づかれてしまうので、マッサージとブラッシングを交互に行うのがおすすめです。このときは、ファーミネーターより、ブラッシンググローブのほうが便利なときもあります。



二人掛かりでブラッシング

長毛の猫はブラッシングをしていても、毛が絡まったできた毛玉が出現します。それをブラッシングで取り除こうとすると、ブラッシングが引っかかってしまい、猫が嫌がります。そんなときは人間二人掛かりでブラッシングをする場合があります。役割はさまざまですが、ひとりが猫をマッサージをし、その間にもうひとりの人間が毛玉を取り除きます。



最後の秘策!「CIAOちゅーる」に頼む

おそらくほとんどの猫ちゃんが大好きであろう「CIAOちゅーる」。数々の猫ちゃんを夢中にさせる魔法のおやつです。

なかなかブラッシングができない、なかなか毛玉がうまく取れない……というお悩みの飼い主の方にはこちらの秘策をおすすめいたします。我が家の場合は、これをあげながらブラッシングをすると、ブラッシングが長かろうとなんだろうと、ちゅーるがなくなるまで、一心不乱に食べ続けます。

猫の換毛期シーズンは抜け毛がごっそり! 猫飼いが使うブラッシングアイテムや方法を伝授!

人間がブラッシングしてる最中だけど、おかまいなして食べ続ける(笑)

ただ、これがクセになってしまうのも困るので、毎回ではありませんが、ちゅーる効果は絶大です(笑)。

猫にとっては大切なブラッシングですが、猫が嫌がるケースも多いですよね。ブラッシングに苦戦されている飼い主さんも多いかと思いますが、なるべく双方にとってストレスにならないようにブラッシングを行えたらいいですよね。今回ご紹介したアイテムや方法をご参考にしていただけると嬉しいです。