猫
猫は窓から外の様子をうかがうのが、実はとても好きな動物。そんな猫の姿を見て、“もっと高いところから外の世界を見せてあげたい”と思った、ひとりの猫飼い。そこで、凝りもせず、また新しい猫アイテムであるEZ Mountのウインドウベッドを購入してみました。
猫のためにEZ Mountの犬・猫用「ウインドウベッド」を購入
猫が家の中から外の様子を伺うことを、猫飼いの間では「ニャルソック」と呼びます。セキュリティ会社の「ALSOK(アルソック)」をもじって作られた造語です。我が家の猫もニャルソックが大好き。朝や昼に窓を開けて網戸にしてあげると、風が入ってくるのが心地よいのか、窓の前から離れません。そんな姿を見て、ニャルソックを愛してやまない猫のために、EZ Mountの「ウインドウベッド」と呼ばれる猫アイテムを購入してみました。
「ウインドウベッド」とはなんぞや?と思う方もいるかもしれません。一般的の馴染みの少ない言葉ですよね。簡単にいうと、窓に取り付けることができるベッドのことで、犬や猫のペット用に作られた画期的なアイテムなのです。こんな商品もアイデアですよね〜。これを作った人は犬や猫のことが大好きな人なんだろうな……なんて思ったり。そして、猫飼いの購買意欲をかき立てるのもうまいです!(笑)。実はこのウインドウベッドは、意外と高額で猫グッズの中では決して安いとはいえない価格帯。それもあってか、しばらく購入を迷ったのですが、猫がニャルソックをしている姿を見続けるうちに、やっぱりどうしても買ってあげたい気持ちが勝ってしまい、購入することにしました。
EZ Mount「ウインドウベッド」はこんな感じ 1:部屋にマッチするカラーとシンプルデザイン
EZ Mountの「ウインドウベッド」5種類のカラー展開です。どの色も落ち着いたトーンの色味でどんな部屋にもマッチしそうなシンプルなデザインが個人的に好みで、購入するキッカケになった一つの理由です。
EZ Mount「ウインドウベッド」はこんな感じ 2:吸盤で窓に装着
窓にどうやってベッドを取り付けるのかといいますと、3点の吸盤で装着します。吸盤はベッドの左右にそれぞれ1つずつ、ベッドの下の部分に1つついています。吸盤なので支えられる体重に限界はありますが、説明書には10キロまで大丈夫と書いていました。猫ちゃんの体重にもよりますが、多頭飼いの猫ちゃんがいるご家庭でも使えるアイテムですね。我が家の猫は3キロちょっとなので、体重に関しては余裕でクリアです。
EZ Mount「ウインドウベッド」はこんな感じ 3:中にはマット付き
ウインドウベッドの中にはグレーのマットがついています。薄すぎず、分厚すぎずの厚みでベッドにきちんとマッチするサイズになっています。もし汚れてしまったり、猫が噛んでボロボロにしてしまった場合は家にあるフェイスタオルやタオルケットなどでもマットの代用できるかと思います。むしろ、そっちの方が飼い主の匂いがついているので猫にとってもいいかもしれませんね。
EZ Mount「ウインドウベッド」を実際に装着!
飼い主が久しぶりに奮発して、購入した「ウインドウベッド」。5色展開の中でも、個人的に一番落ち着きを感じたブラウンを購入しました。届いた「ウインドウベッド」がこちらです。
最初の印象としてはもっと大きなベッドが届くと思っていたので想像よりコンパクトな印象です。デザインはネットサイトで見た時のイメージと大きく違いはありませんでした。
さて、早速窓に取り付けてみることにしました。窓にベッドを装着しても、カーテンで隠れるとベッドが見えなくなってしまうため、カーテンをクリップで裾上げし、ベッドが見えるようにセッティングしました。高いところが好きな猫にとっては、ベッドも高い場所にあった方がいいのかもしれませんが、まずは慣れてもらうためにも、猫がさっとジャンプして乗れる低めの場所に設置しました。
ウインドウベッドと対面した猫の反応〜設置直後〜
人間が窓でごそごそとやっていたのに気づいたようで、気になった猫も近くにやってきました。そもそもベッド自体が見慣れないこともあり、警戒していますが、覗きこもうとしたり興味はありそうな様子です。だけど、乗らない。我が家のお猫様はちょっとビビリんぼ。新しいものには慎重派です。これまで見たことのないものが窓に張り付いていて怖いのかもしれません。乗って欲しい気持ちは山々ですが、しばらく様子を見てみる必要がありそうです。
ウインドウベッドと対面した猫の反応〜1ヶ月後〜
ウインドウベッドと初対面してから1ヶ月が経過しました。窓に設置されたベッドの様子はこちらです。
1ヶ月窓に設置し続けましたが、残念ながら飼い主が家にいる間にベッドを使ってくれた姿を見ることはありませんでした。もはや、完全なるオブジェ化。1ヶ月の間に、設置当初よりベッドの位置を下げてみたり、猫を抱っこして何度かベッドの上に乗せてみたのですが、3秒もしないうちにベッドから降りられてしまい、写真すら撮らせてもらえません。悲しい……。使用した痕跡がないので、新品のようにとてもキレイです。こんなことをいうのはとても悲しいですが、このウインドウベッドは我が家は失敗だったようです……。結構高かったのに……。悲しい。でも、これも猫あるあるな出来事。めげていても仕方ありません。高い授業料にはなりましたが、高いから絶対使ってくれる、という図式は成り立たないことがよくわかりました。
使ってくれない猫グッズ。そんな時は「メルカリ」の出番!
せっかく高価な買い物だったので、しばらく片付けてまた設置したら使ってくれるかな、と考えたのですが、保管するにも場所をとるし、淡い希望を抱くのはやめ、すっぱりとメルカリに出品することにしました。
不要な猫グッズやご飯はメルカリに出品!どんなものが売れるの? 猫飼いの利用方法など
我が家は1ヶ月経過して使ってくれない猫グッズはメルカリに出品し、キレイなうちに買い取ってもらう方法をとっています。この「ウインドウベッド」も出品して、わりとすぐに売れ、新しい飼い主さんの元へ届くことになりました。5000円ちょっとで購入しましたが、メルカリで4000円で売れました。ものが大きく、送料がそれなりに高くついてしまったので、利益はもう少し少ないですが、納得して売ることができました。
人間がよいと思うもの、使ってほしいと思うものと、猫が実際に気に入るものには乖離があることがよくわかりました。我が家の猫がウインドウベッドに入ってくれる写真を撮れなかったことだけが無念でなりませんが、また猫が気に入ってくれるアイテムを探し出したいと思います。猫飼いの冒険は続く……!