人も猫も同じかも?猫と暮らして学んだ関係性のあり方

猫との暮らしの中で知った『関係性のあり方』

自分で言うのもなんですが、猫と暮らし始めてから改めて色々な考え方や人に対する接し方というものを考えるようになりました。この変化は、プラスの意味で猫と暮らし始めたことによる影響が多く関係してると思います。そのきっかけは猫との日常の暮らしの中で『これは人間で置き換えても◯◯な気がする!』『これは人間同士の関わり方でも同じことが言える気がする』と学びがあったことによるものでした。そんなことに気づいてから、周囲との関係性や自分のメンタルな部分でもいい影響があったと思えるので、今日はそんなお話をしていきたいと思います。

猫の行動から学んだ気づき

特に大きなキッカケがあったわけではありません。猫との暮らしの中で徐々に考え方を自分目線だけにせず、相手目線にすること、そしてお互いをきちんと尊重することで良い関係性を作ることができると考えるようになりました。さらに、その考え方は人間と猫に限った話ではなく、人間と人間の関係にも同じことが言えるとも思ったのです。そんな些細な具体例を挙げていきます。

具体例:猫も人間も嫌なものは嫌

猫のブラッシングや爪切りなど体のケアをしてあげることも飼い主の大切な役目ですが、我が家もそうですがブラッシングや爪切りに苦戦をしている飼い主の方も多いのではないでしょうか。当初は猫のケアを『猫が嫌がっているから早く終わらせないと』と考えていて、逃げる猫を追いかけ回す場合もあったのですが、それが逆効果であることに気づいたのも、人間に置き換えて考えるようになってからです。

例えば、親に『こうしなさい』と言われたり、自分にとって『嫌だな』と思うことを強制されると反発したくなる。そんな経験をした方はいらっしゃると思います。指示口調だとものすごく嫌なのに『本当は◯◯してほしいけど、君の自由にしたらいいよ』と選択肢を与えられる言い方をされると、反発をしないで受け入れることができたりする人間の不思議な心。そんな気持ちを猫にも当てはめて考えてみたのです。

ブラッシングを嫌がる時は追わない。爪切りも片手、片足ずつ。時々ご褒美のちゅーるをあげる。人間のタイミングだけでやろうとせずに、猫の気持ちやタイミングを見計らってケアしてあげることで、結局のところ双方にとってストレスが少ない状態になることに気づきました。やっぱり人間も猫も嫌なものは嫌なのだと気付かされたのです。

具体例:猫も人間もトイレをはキレイがいい

猫はとてもキレイ好きなので猫のトイレはいつも清潔にしておく必要があるということは以前ブログでもお伝えをしましたが、人間で置き換えて考えてましょう。トイレはキレイであってほしいですし、むしろ、汚いトイレの方がいいという方はほとんどいらっしゃらないのではないかと思います。例えば人間で考えた時に、公共のトイレを使おうと思った時に、便器が汚れていたら隣のトイレに移ろうって考えますよね。床にトイレットペーパーのカスが落ちているだけでも嫌だなって思ったりしませんか。自宅に友人を招く時にはいつも以上に入念にトイレを掃除したり。そうやって考えてみると、人間だけじゃなくて猫だってキレイなトイレを使いたいのは当たり前の感情なんだなと気づいたのです。

仕事で家を留守にすることもありますが、帰ったらまずは猫とのスキンシップとトイレ掃除を心がけるようになりました。猫が人間の言葉を理解しているかは謎ですが、おしっこが出ていたら褒めますし、すぐにまたキレイなトイレでおしっこができるように砂を足して、猫が気持ちよくトイレができる環境を整えることを自然とできるようになりましたし、できる限り人間と同じような気持ちでキレイでリラックスした状態でトイレをしてほしいと思えるようになりました。

具体例:猫も人間もたくさん遊んで欲しい


猫じゃらしやお気に入りのおもちゃがあってたくさん遊んであげて、人間的には『きっともう満足だろう』と思って遊ぶのをやめた時に猫から催促された経験がある方も多いのではないでしょうか。こんな時に、つい考えてしまう飼い主の気持ちとしては『たくさん遊んであげたからいいじゃないか』という気持ちかもしれませんが、それって飼い主の一方的な気持ちなんですよね。ここでも、人間で置き換えて考えてみましょう。

友人の子供と遊んでいる時に、どれだけ遊んでも遊んでも子供のご機嫌がよかったら『もっと遊んで!』とおねだりされた経験はないでしょうか。大人の基準では『これぐらい遊んだし、もういいでしょう』と思っていたとしても、それはあくまで大人の勝手な解釈であって、子供の解釈ではないですよね。子供はもっと遊んで欲しい。だからおねだりをしてくる。それは猫も同じだと考えるようになり、その解釈が腹落ちすると、おねだりする猫にイライラもしなくなりましたし、ますます可愛く思えるようになりました。友人の子供が遊んでほしいと言ってきたら遊んであげます。だから、猫にも同じことをするようになりました。自分の時間が削られてしまうな、とネガティブに捉えてしまった時期もありましたが、そこも考え方を変えてみると意味合いがまったく違ったものになります。一緒に過ごせる限られた時間だからこそ大切な時間と考えるようになりました。こんなことを書くと悲しい気持ちになりますが、人間も猫も一生一緒にいられるわけではない、限られた時間だからこそだと思えば、遊んであげられる時に遊んであげるべきですし、会いたい時には会うべきなんだと思うのです。

具体例:猫も人間も成長に合わせたご飯を食べる


子猫の時は子猫用のフードを食べます。しかも本当に小さい子猫の場合は、まだ体の機能が整っていないので、子猫用のフードをふやかして柔らかくして食べさせてあげるんですよね。高齢になってくると高齢猫用のフードを食べます。正直、猫と暮らすまではそんなことすら知らず『フードはどれも同じじゃないの?』と思っていましたが、ここでも人間の場合で考えてみましょう。

赤ちゃんもミルクから始まり、体の成長と共に離乳食が始まります。離乳食も最初は固形になっていない消化に優しい食べ物を食べて、徐々に固形物のご飯にしていくもの。そう考えたら、子猫のフードをふやかして食べさせることも、猫の成長に合わせてフードを変えるのもごく自然なことであると理解できます。我が家の猫は今食べているフードがお気に入りのようですが、高齢になると食べられなくなってしまうのかと考えると、すごく複雑な気持ちにはなりますが、悲観的にならず猫のステージに合わせて、その時その時で猫の好みにあったバランスのいいフードを食べてもらいたいと思うようにもなりました。

猫の気持ちも人の気持ちも考えることが大切

猫との暮らしで改めて学ばされたことは、誰と接するにしても『相手の立場になって考えることの大切さ』です。今までも気をつけていたつもりですが、これまで以上に言葉選びや態度を気をつけるようになりましたし、相手の意見も尊重するようになりました。自分の意見が絶対正しいわけでもないですし、自分から相手を不快にさせない方がいいし、そういうものって結局自分にかえってくるものな気もしています。同じことを言われるにしても、言い方ひとつで相手が受ける印象って180度違ったりするものだったりしますからね。不思議なことに猫と暮らして、そんなことも改めて学ばせてもらいましたし、人にも猫にも優しくなれたような気がします。それでも自分本位になってしまう時はあります。そんな時は思いやりの気持ちに立ち返るようにすることも大切だと気付かされました。

まさか猫と暮らして、こんなことに気付かされるとは思っていませんでしたが、とてもありがたい気づきをもらっていることが多いです。これからもどんな気づきや学びがもらえるのか楽しみです。