猫のドライフード保存には真空容器が便利すぎた! おすすめは「OXO(オクソー)」

猫のドライフード保存には真空容器が便利すぎた! おすすめは「OXO(オクソー)」

ぼくたちのご飯の保存におすすめのアイテムがあるニャ

多くの猫飼いさんが、猫のご飯のメインはドライフードにしているのではないでしょうか。では、みなさんはドライフードをどのように保管されていますか? 今回は、ひとりの猫飼いが経験したある出来事から、ドライフードの保存に便利なアイテムを猫飼いのみなさんにお伝えしたいと思います。

猫のご飯「ドライフード」の保存で気をつけたいこととは?

猫にとって大切なご飯。我が家は普段ドライフードをメインにしています。猫と暮らし始めて2年ほどは節約のためにも、大きめのサイズ(2kg前後)のドライフードを購入し、ジップロック3〜4袋に小分けにして保存していました。ところが、ある日からドライフードを残す日が目につくようになってきました。別の記事にも書いていますので、興味がある方は読んでみてください。


猫がドライフード食べてくれない事件に悩んだ猫飼いが解決のために実践した3つの対策とは?

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もともとご飯にがっつくタイプの猫ではなかったのですが、あからさまにご飯を完食しない日が続くようになりました。当時は猫の体調が悪いのでは……? ご飯がおいしくないのかな……? ただの気まぐれなのかな……? いろいろな角度から心配になり、いろんなことを考えました。そのなかで、ドライフードの保存方法についても調べるようになり、これまで自分がしていたドライフードの保存について考えさせられることとなりました。

ネットや本など調べたところ、実はドライフードにとってよくないとされるものがふたつあることがわかりました。ドライフードの大敵ともいえる、そのふたつがドライフードの食い付きに影響しているのではないかと考えたのです。



猫のドライフードの保存で気をつけたいこと 1:湿気

ひとつめに気をつけたいことが「湿気」です。人間にとっても湿気は嫌ですよね。お風呂にカビが生える原因になりますし。猫にとっても湿気はよくないものだったのです。

ドライフードは見た目も茶色になっているものが多いので、見た目では“湿気ているかどうか”わかりません。ただ、ご飯が湿気てしまうとドライフードの風味が落ちるだけでなく、カビが生える原因にもなるそうです。……と、文章だけで読んでもイマイチわかりにくかもしれないので、人間の生活を例にしてみましょう。例えば、おせんべい。パリッ、カリッとした食感がおいしいですよね。では、こんな経験はないでしょうか? おせんべいの袋の封をきちんと閉じていなくて、数日後におせんべいを食べようと思ったら、おせんべいがしなしなになっていて、全然おいしくない……。

猫のドライフードも、このおせんべいのようになっているかもしれない。そう考えると、猫のご飯の食いつきが悪くなるのもなんだか納得できますよね。



猫のドライフードの保存で気をつけたいこと 2:酸化

ふたつめに気をつけたいのが酸化です。どんな食べ物にもいえることですが、食品は空気に触れれば触れるほど酸化が進んでしまい、風味や匂いが落ちてしまいます。一度酸化してしまったものは元に戻ることもありません。この現象は猫のドライフードにも同様のことが当てはまります。

酸化って?ってなかなかイメージがつかない方もいるかもしれません。では、こちらも人間の生活に当てはめて考えてみましょう。例えば調味料の醤油。開封する前はキレイな色をしていた醤油が、開封してしばらくすると醤油の色が濃くなっていく……という現象を見たことがある方も多いのではないでしょうか。あれも酸化が原因です。他には、野菜や果物を切った断面が時間の経過とともに変色する、といった現象も酸化によるものです。

開封してしまった以上、空気に触れないで保管するというのは不可能ですが、なるべく空気に触れないようにしてフードを保存するのが大切だということがわかっていただけるのではないかと思います。

猫飼いの家ではドライフードを管理できていたのか?

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湿気と酸化は気をつけてね!

猫のドライフードを保存する上で気をつけたいことがわかったところで、実際、猫飼いの家ではきちんとできていたのかを検証したいと思います。

猫飼いのドライフード湿気対策:△

万全にできていたとはいえませんが、それなりにできていたように思います。ドライフードは水分を含まないので、高温多湿の場所で保管することはよくないとされています。我が家ではキッチンの棚の上で保管をしていました。湿気や熱がこもる場所ではないと思うので、湿気にくい場所に保管はできていたと思います。

ちなみに、高温多湿の場所を避けようとすると、飼い主さんによっては冷蔵庫での保管を考える方もいるかもしれません。冷蔵庫に入れてしまうと、出し入れする際の温度差で湿気が出てしまい、かえって劣化が進んでしまう場合もあるそうなので控えたほうがよさそうです。理由を知るとすごく納得もできますよね。以上の点から冷蔵庫の保管は避けた方が良さそうです。

猫飼いのドライフード酸化対策:×

正直に申し上げて、酸化対策は不十分だったように思います。ドライフードは一度でも開封してしまうと、空気中の酸素に触れてしまうため、それが「酸化」に繋がります。当然のことながら、酸化が進んだドライフードは匂いも風味も落ちてしまいます。場合によっては、酸化したドライフードを食べることにより、猫が下痢や嘔吐をしてしまうこともあるそうです。当時を思い返してみると、愛猫もときどき嘔吐をしていました。毛詰まりによる嘔吐だったかもしれませんが、もしかすると、ドライフードがおいしくなくて嘔吐していたのかもしれません。

当時の我が家では、ドライフードをジップロックで小分けにしていましたが、飼い主の雑な性格もあってか、ジップロックのチャックをきちんと閉めきれてない日もありました。チャックが閉めきれていないということは、隙間から空気が入ってしまうということ。空気が入ってしまったことによって、ドライフードの酸化を進めていた可能性は高いでしょう。猫は鼻がとてもいい生き物で、酸化したドライフードの匂いを察し、ご飯を食べなくなったのかもしれません。と、仮定してみるとドライフードの食いつきが悪くなったことも納得がいきます。だらしない性格とはいえ、猫の大切な栄養源になるドライフードの管理ができなかったことは猛省しました。

猫ドライフードをどうやって保存するべき?

湿気や酸化など、猫がご飯を食べてくれなくなってしまった原因にたどり着いたはいいものの、ここからは「ドライフードをどうやって保存すればいいのだろう?」という新しい悩みが生まれます。ジップロックは手軽だし、便利だけど、自分の雑な性格も踏まえると、ベストな管理方法とはいえない。もっとドライフードを簡単に保管できる方法はないかと考えた結果、真空容器に頼ることにたどり着きました。いろいろ探してみたところ、ズボラな飼い主でも簡単に使えて、おしゃれで、手入れのしやすいドライフードの保存容器を見つけてしまいました。

猫のドライフード保存には真空容器が便利すぎた! おすすめは「OXO(オクソー)」

ズボラ飼い主にとって救世主!

それがこちら、「OXO(オクソー)ポップコンテナ」です。

これ、すごいんですよ〜! 使い勝手の良さが感動レベル。フタの真ん中にあるボタンを押すだけで、容器の中が真空状態になります。簡単です。開ける時は、真ん中のボタンを押して空気を抜けばフタが開きます。簡単です。フタを開けたときに、ふわーっと“おいしそうな匂い”がして、風味が保たれているのだなと実感できます。開けるのも閉めるのも簡単なので、ドライフードが空気に触れる時間も最小限に抑えることができます!

実際にドライフードの保管を真空容器に変えてから、猫のご飯の食いつきが違います。今まではドライフードを残す日も多かったのですが、この容器を使うようになってから、ご飯を完食してくれる日が増えました! ドライフードのブランドや味は変えていません。だけど食いつきの違いをみると、正しくない保存方法をしていた結果、猫にとっておいしくないフードになってしまっていたのだと実感しました。

OXO公式サイト▷https://www.oxojapan.com/

「OXO」の真空容器の高評価ポイントは2つ!

OXOの真空容器は使い勝手の良さもさる事ながら、そのほかにも個人的なグッドポイントが2つあります。



保存容器のサイズが豊富にある

小さいサイズから大きいサイズ、さらには高さまで色々と選べるので目的に応じて見合ったサイズの容器をチョイスすることができます。またデザインもシンプルなので、重ねて置いたらオシャレに見える。ついつい他の食品の保存もこの容器を使いたくなってしまいますし、形違い、サイズ違いで欲しくなります。



別売りの付属品のスプーンなどがフタの裏につけられる

別売りになりますが、スプーンや計量カップも用意されていて、容器のフタの裏に装着できるのです。ただし、容器のサイズによってはつけられない容器もあるので購入する時にはきちんと確認するようにしてくださいね

猫のドライフード保存には真空容器が便利すぎた! おすすめは「OXO(オクソー)」

フタの後ろにスプーンを装着!(つけられないサイズもあるので購入時要注意です〜)

今回の場合だと猫のドライフードの量をスクープを使って簡単に量れるのでとっても便利。粉物を保管する時にも、スクープを裏に取り付けておけばすぐに使うことができるので、猫がいないご家庭でも調味料の保存などにおすすめできる一品です!

<我が家の教訓>OXOの保存容器購入時はサイズ気をつけましょう

とにかく大活躍してくれているOXOの真空容器なのですが、ひとつだけ失敗を教訓として残しておきたいと思います。我が家はビッグスクエアのショートの容器を購入しました。購入時に、きちんと容器のサイズを確認せず、ズボラ飼い主の「これくらいのサイズでいいだろう精神」が悪く働いてしまいました。

猫のドライフード保存には真空容器が便利すぎた! おすすめは「OXO(オクソー)」

いつも食べているフードの1kgサイズをOXOの容器に移しかえます。我が家の容器のサイズはビッグスクエアのショートです。

猫のドライフード保存には真空容器が便利すぎた! おすすめは「OXO(オクソー)」

1kgでほぼ満タン。いつも通りにスプーンをつけてフタをしてみるとどうなるのでしょうか。

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1kgでパンパンです。これが我が家の唯一の後悔、サイズをケチってしまったことです。2kgのドライフードは絶対に入りません。我が家の猫が食べているドライフードは2kgのサイズも売られていて、そちらのほうがお値段も多少リーズナブルに購入できるのですが、容器に絶対入らないことが確定しているため2kgサイズのフードが購入できません。これから真空容器を購入しようとされている方は、サイズもきちんと踏まえて購入してくださいね。ポジティブに捉えれば、1kgごとに買ったほうが猫にとって鮮度のいいドライフードが食べられる、ということにもなるんですけどね!

猫にとって大切な栄養素のドライフード。たかがドライフードですが、されどドライフード。なるべく風味を保っておいしいものを食べてもらいたいですよね。今回、容器を変えてフードの鮮度を保つだけで、これほどまでに食いつきが違うということを身をもって体感しました。もちろん、ジップロックなどの安価な袋でも、きちんと鮮度を保ってフードを保存できるのであれば、それでもなんの問題もないと思います。ですが、我が家のように少し飼い主の性格が抜けている場合は、こんなふうにアイテムに頼るのも大いにありだと思いますよ。便利すぎる生活は良くないかもしれませんが、全部を自分で頑張る、と気負いすぎないほうが、人間にとっても猫にとってもよいのかな?と思いました。